mixiでmiffysさんから教えて頂いたレビューを訳してみました。
もちろん怪しい所も在るかと思いますが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。
元の記事はコチラ "vegasnews.com" です。
Puscifer at The Pearl
February 15, 2009 by VegasNews
2月13日 Puscifer @ The Pearl
写真/レビュー: Erik Kabik
Puscifer とは?こんな質問がまだ頭の中を駆け巡っている。意味が何にしろ、僕は気に入ってる。今晩は、Maynard James Keenan の最新のプロジェクトの、Palms 内にある会場、The Pearl で行われる3日間のコンサートの世界初のお披露目の日なのだ。
今夜僕は Puscifer のコンサートに複雑な、そしてなんとなくあまり期待していないで行った。僕は長年、Maynard James Keenan が携わっているバンド、TOOL と A Perfect Circle のファンだ。それに僕は熱心なワイン好きでもあり、Maynard は彼が保有する Merkin Vineyards, Caduceus のシリーズでヒットを飛ばしてると思っている。僕は彼がどこかで失敗し、僕をとうとうがっかりさせると思っていたし、Puscifer をとりまく変な噂もあったので、感動しないだろうな、と思っていた。僕の中では悪い予感がしていた。
僕は完全に間違っていた。
本当に、この日の終わりには僕はぶっ飛ばされていたんだから。
初めに言っておくと、ミラ・ジョボビッチが出て来て1曲歌った、という事には『イエス』だが、写真があるか?には『ノー』だ。プレスのカメラマン達はフラッシュなしで、3曲の間のみだけ撮影が許されていたが、今夜は2曲だけで(最近のコンサート写真の状況の悲しい現実なんだ。良い写真を逃すのは最悪なので、僕は文句を言い続けるつもりだ)、ミラはその日の最後の曲まで出てこなかった。彼女が出て来たとき、ホント、明らかに盛り上がったときだったね。彼女はすばらしく美しくて、声もすばらしかった。
ショーは風刺的な寸劇と、コンサートと、ビデオの組み合わせだった。風刺はよく練り上げられ、更にとんでもないけど、みんなに考えさせ、質問を投げかけていた。私と一緒に居た人達全員が、それがいったいどんな意味するかの解釈が在った。偉大なボブ・ディランの曲のように、分解し、そして、何を意味するかをそれぞれ個人のバージョンとしてとらえるように。あまり感動しなかった人もいたようだが、僕らはとても意見をかわす程啓発された。
ショーは初めに尼さんと、神父があらわれて、それにニューエイジのキャラクターの Punjabというのが加わって始まった。彼らは宗教や、宇宙についてしばらくふざけた感じになったあと、僕は Maynard と ミラ(ともちろん音楽)の写真を撮りたかったので、一体どうなるの?と思い始めた。それから、ほとんど誰だかわからないほど太ってハゲで、体を丸め、後ろに "JESUS" とかいたスウェットスーツをきた Maynard が現れた。彼は僕に、Jesus Juiceについて話す以外は ニューヨークのブルックリンで見かけるようなユダヤ系のおじいさんを思い出させた。
それから音楽が始まり、僕はすぐにこれは良くなる、と気づいた。ショーは大人のオフザケと音楽のミックスだったが、今夜のキーは音楽だった。写真からはわからないだろうけど、Maynard は3曲めでステージに戻って来た。彼は格好良かった。僕らが観たのはめかしたMaynardだった。スーツに身をつつみ、サングラスをかけ、とても上物だと思われるワインが入ったグラスを掲げ、観客に乾杯してみせた。
Maynard James Keenan はいつも音楽の流行の先端にいるが、今晩彼はいまもいることを証明した。彼は僕がたまに聞くもので、最も前衛的なライブミュージックを見せつけた。インダストリアルミュージックと原始的なビートと思考力を大きく刺激する歌詞の複合型であり、時にはアンビエントで、強力でヘビーだった。ショーの音楽部分はすばらしい物だった。僕はもっとそこに居たかった。
§ Erik Kabik